2014/05/10

ナッツ高騰のニュースをみて、3つの代替え案を検討してみた

カシューナッツやアーモンド、ピスタチオ、クルミなどのナッツ類の価格が高騰している。

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20140506-00000079-fnn-bus_all


健康志向にファンドも群がり価格が高騰
ナッツ市況異変を操る投機マネーの正体


理由は、
一大産地であるアメリカ、カリフォルニアでの3年続きで発生した干ばつと、健康志向の高まりによる消費量増加だ。

そこに投機マネーも加わって更に価格は上昇中。



ナッツ類の高騰で、ケーキなどの洋菓子店やパン屋は悲鳴を上げている。消費税の増税で3%の値上げをした直後というのもあり、簡単に商品価格に手を着けづらい。かといってこのまま企業努力だけで材料費高騰分を賄うこともできない。


そんなジレンマにかられているであろう洋菓子店やパン屋の店主になったつもりで代替え案を考えてみた。


代替え案1ー 国内産ナッツを使用


 農林水産省の統計によると国内のナッツ類生産量は3トン、輸入量は約2,500トン。
 とても国内産ナッツ類で高騰分をまかない切ることはできそうにない。

 調べる前からわかりきっていたことだけど、、、。






代替え案2ー 代用品を使用

 ナッツ類の代用品としてまず最初に思いつくのは落花生(ピーナッツ)だろう。
 ピーナッツの国内消費量は約10万トンもある。しかしその内、約90%が輸入品。
 しかも年々国内生産量は減少傾向にある(頑張れ千葉県)。

 輸入先は中国に大きく依存しているが、ナッツ類の高騰に伴い当然ピーナッツもここ
 2,3年で価格が高騰している、、、残念。




代替え案3-あきらめる
 
 代替え案でもなんでもないけれど、ナッツがないならナッツは要らないと割り切る。
 欲しがらない。という案もある。

 ナッツに限らず、食品の殆どを輸入に頼り国内自給率が40%を割り込んでいる日本では、
 今後も同様の問題がいつどんな食材で起きてもおかしくない状況だ。

 音階のナッツ類の高騰でそのことに慣れる意味も込めて諦めるという選択肢もある。
 しかし、商売で使っている材料である以上、企業側が諦めても消費者が諦めてもらえないと話にならない。

 いっその事、ナッツ有りバージョンと無しバージョンの2種類の商品を用意し、別価格で提供することも可能だが、元々ナッツ有りきの商品はそうも行かないだろう。



結論

結局どの代替案も頂けない。
でも、放っておいたらナッツ類をいただけない状態になってしまう。
なんてダジャレはさておいて、何年も前から言われているけど、日本の農業の未来本気で考えないと取り返しがつかなくなってしまう。

今日本に必要な3つの対策「少子化対策、高齢化対策、農業対策」どれも重く、簡単には解決できないことかもしれないが、国に任せていても解決する気がしないのは私だけじゃないと思う。