2014/06/17

面接の成否をわけるたった一つのこと



面接が得意な人もいれば苦手な人もいる。
苦手な人の多くは面接で何度か失敗をかさねた結果、苦手意識が付いた人が多い。


先日わたしが面接した30代の男性は、
面接中まばたきが止まらず、声は上ずり、明らかに緊張していた。


そんな彼が緊張している理由は、大学に人より数年長く通う事になってしまったという事実だった。


彼はこれまでの面接でなんどもその点を指摘され、
指摘を受けすぎた結果もはや面接となると条件反射的に緊張するようになっていたようだ。


緊張が良い方向に向くケースもあるがほとんどの場合、面接時の緊張は無い方が良い。


面接というのは自分を売り込む「自分営業」だ。


何かのお店に行って営業を受けたとき、営業担当が緊張でカチカチだったら頼りなく感じるだろう。
面接も一緒で、カチカチで現れた候補者は年齢にもよるが頼りなく見えることが多い。


わたしは面接時に緊張している候補者を見ると必ず話す事がある。
それは、

「緊張していてはもったい無い。

良くも悪くもあなたの売り込める自分は30年生きてきたあなた自身の人生だけだ。

自分の人生に自身を持ってプレゼンできなくては自分に失礼だ」


この話をすると緊張していた候補者も笑顔でスムーズに会話できるようになる。
時には泣き出してしまう人もいる。


泣いても笑っても大切な面接、
自己アピールの数少ない自己アピールのチャンスを掴むため、
緊張を抑えこみ自分を出し切る事が大切だ。


ちなみに、前述の彼は合格にした。
その後の結果は彼自身が掴み取るものだと思う。

2014/06/16

日本のビジネスマンに必要な教養は「クーリエ・ジャポン」にあり



先日ブログにも書いた通り、わたしは数カ月前に新聞の購読を止めた。


新聞購読をやめた私が選んだのは、

スマホで読めるキュレーションニュースアプリ5,6個と、

月刊誌「COURRiER Japon(クーリエ・ジャポン)」の定期購読だ。







今日はこのクーリエ・ジャポンを日本のビジネスマンにお勧めしたい3つの理由を紹介しよう。



■クーリエ・ジャポンをお勧めしたい理由

理由1 情報が早い

ふつう月刊誌のイメージは過去のニュースをちょっと詳しくまとめていたり、
有識者へのインタビューなど新聞などより深い情報を提供するものだと思う。

しかし、クーリエ・ジャポンは違う。

日本発の「世界標準マガジン」を謳っているだけあり、
情報ソースが日本のメディアではまだ取り上げられていない海外のニュースが多い。

そのため、月刊誌でありながらいち早く世界のニュースに触れるチャンスを得ることができるのだ。


理由2 特集が秀逸

クーリエ・ジャポンの特集は毎月とにかく思考が凝らされている。
ビジネスマンとして最低限押さえておきたい仕事の作法や海外の常識など対象範囲も幅広い。

特に海外の特集は、その国で住まなければ分からない様な情報まで深く掘り下げられることも多い。


理由3 価格

海外1,500メディアから厳選した記事を紹介してくれていて、情報も早く、特集もおもしろい
クーリエ・ジャポンだが、定価800円という低価格なのもありがたい。

これだけの情報を日経新聞の五分の一、ランチ一回分程度の価格で提供しているのはすごい。



今後、スマホやタブレットにも完全対応してくれるとより読みやすく、
ビジネスマンにとってマストアイテムになることは間違いない。




という訳で私は非常におすすめのクーリエ・ジャポン。
みなさんも一度試し読みしてみてはどうだろうか?


一冊是非試してみたい!という方には大人の基本を抑えた5月号をおすすめしたい



2014/06/15

もしも「埼玉県」が転職希望で採用面接に現れたら


埼玉県警ホームページより引用

東京の隣で首都圏(1都3県)に数えられ700万人を超える人口を抱えながら、
その地味さ故か?なぜか存在感の薄い埼玉県。

その埼玉県が転職活動をしているとしたらどんな事を語るのか?


面:面接官
さ:埼玉県


「まずは自己紹介をお願いします」


「はい。埼玉県と申します。日本にも数少ない海なし県の一つで、
人口720万人は日本でもトップ5に入る大型県です。
産業も盛んで県内にはしまむらサイゼリヤ日高屋などの本社もあります。
さらに、ブランドネギの一つ深谷ねぎやほうれん草、ブロッコリーの生産が盛んで
農業にも力を入れている自然と産業のバランスが良い県だと思います。」


「はい。ありがとうございます。今回転職を検討されている理由を教えて下さい」


「実は、先ほどバランスが良いと申し上げましたが、そのバランス故か?
よく何も特徴が無い。ダサいと言われる事に嫌気がさしました。
どうせ一度の人生なら思い切って群馬のように自然の豊かさに振り切るか、
神奈川の横浜一点突破を見習うかに振り切りたいと考えたためです。」


「なるほど。人生をかけて挑戦してみたくなったということですね。実
際にはどんなことに挑戦してみたいのですか?」


「はい。御社に入社して新サービスを作り、ニッチな市場でも良いので№1を目指したいと思っています。
今までの経験で№1にこだわることの重要性とやりがいを感じることができました。
今後は結果にこだわりながら№1を目指す様な仕事をして行きたいと思っています」


「№1ですか。意欲的ですね。それでは最後に何かご質問はありますか?」



「入社後に私が貢献できそうなプロジェクトはどのようなものでしょうか?」


「そうですねぇ。埼玉県さんのご経歴なら、人事部なども良いかと思います。
大都市としてのご経験と地方都市としての色合いをバランスよくお持ちの様子なので、
全体感をとらえた施策の検討等ができるのではないでしょうか。」


◆面接結果シート

今までの状態を踏まえてこれから№1を目指すという意欲が伝わってきた。
都市と地方のバランス良い環境を作ってきた彼なら、現場と経営をつなぐバランス感覚を身につけられるのではないかと思う。

二次面接ではどんな新サービスでニッチ市場を攻めるのか具体的な質問をし、
どの程度本気で考えているのかもう少し探りたい。






もしもあの「半沢直樹」が採用面接にきたら

2014/06/14

もしもあの「半沢直樹」が採用面接を受けに来たら


もしも◯◯が××したらを色々考えていて、自分の仕事である人事と結びつけてみた。
もしも半沢直樹が採用面接を受けに来たら。

ドラマではあの目的に対して真っ直ぐで、不正を許さない性格が受けた。
「やられたらやり返す。倍返しだ!」などのセリフはまだ記憶にあたらしい。
そんな彼が面接を受けに来たらどうなるだろうか。


面接官(以下面)
半沢直樹(以下半)


「自己紹介をお願いします」


「半沢直樹ともうします。慶応大学を卒業後、東京中央銀行に入行しました。」
「直近では、大阪西支店の融資課長を経て、東京本店営業二部次長を務めた後、
 東京セントラル証券に出向し現在は営業第二部の次長をしております。」
 

「なるほど。今回転職を考えられている理由を教えて下さい」


「はい。実は、東京中央銀行から東京セントラル証券へ出向となった後、
東京中央銀行とある企業のIPO(新規上場)幹事を巡ってで競合する機会がありました。
その際にどんな手段を使ってでも幹事を取りに来る銀行のやり方に嫌気がさし、
このまま銀黒へ戻る機会を待つよりも、新しい世界を見るために転職した方が良いと思い転職を決意しました。」


「へー幹事争いですか(ちょっとネガティブだな)。転職先としてはどのようなところを検討しているのですか?」


「そうですね。今までの金融業界での知識と、営業力を活かせる仕事を探しています」


「そうですか。半沢さんにとって仕事とは何ですか?」


「仕事とはですか。そうですね。常に公平で正しいことを貫くためのもの。ですかね。」


「正しいことを貫くと言うと?」


「金融業と言うのは常にお客様である融資先やその取引先に至るまで、
多くの方々の人生に少なからず影響をおよぼす仕事だと思っています」
「その仕事を通してちょっとズルをしたり、自分の出世のために業績を追うのは許せません。
常に公平であり正しいことを貫く。それが仕事だと私は思っています」


◆面接評価シート

優秀な人材だとは思うが、仕事に対する姿勢が40代とは思えないほど青臭く、
入社後も他メンバーとうまくやっていけるか不安がある。

また、金融面の知識はあるが、営業畑なので中途半端な可能性も大。
少し話が長く、睨みつけるような目つきの悪さも気になる。








Linkedinのプロフィールで営業電話!?投資会社のリストアップ


先日オフィスのわたし宛に電話がかかってきた。
内容はよくある不動産投資の電話で、正直うざい系だ。

ただわたしの電話番号と名前という個人情報を獲得した手段が新しく古い方法だった。

その方法は


Linkedin


実名登録と所属する会社登録が基本の採用メディアの黒船と言われるソーシャルメディアだった。

電話をして来た投資会社は

「どこで私の連絡先を知ったんですか?」

という私の問に対し、

「Linkedinのプロフィールを拝見しました」

と正直に答える紳士的な会社で、丁寧にお断りし電話を切った。


今回はまだ紳士的なビジネスマンだったが、

ソーシャルメディアの普及により以前までは、街角でのちょっと強引な名刺交換くらいしか無かった連絡先の獲得手段が多様化している。


Linkedinは日本でなかなか普及が進んでおらず、現在でもユーザー数100万名(世界では3億名ほどのユーザーが参加している)。


普及しない理由には「転職への捉え方の違い」や「ソーシャルメディアというライトな繋がり方と日本風ビジネスがマッチしない」など諸説ある。

だが、普及前にこのような使われ方が横行してしまうと今後普及率を向上するのは難しいだろう。

今回の事があってから、私も会社名を略称表記に変更した。
今後もソーシャルメディア上での会社名公開は極力避けていこうと思う。

2014/06/13

LINEが40万円インターンを募集する理由



LINEのインターンがすごい。
Developerコースはなんと1ヶ月間で40万円という破格の報酬だ。
労働者全体の平均月収が31万円(平成24年度分毎月勤労統計調査)。

インターン生が労働者平均の1.3倍もの高級を獲得できるのだ。


ここまでしてLINEに何かメリットはあるのだろうか?
当然あるからやっているのだと思う。


どんなメリットかと言うと、

1.優秀な学生の獲得

5名程度の合格者だけでなく、応募者やその周りの友人などにエンジニアを大切にする
良いイメージを植え付けることができる。

2.宣伝広告にもなる

月額40万円で5名を採用したとしても200万円程度の出費だ。
200万円程の出費でLINEはもちろんTwitterやFacebookなどのソーシャルメディアでシェアされ、
私のようにブログで取り上げるものまで出てくるの。

これを広告効果に直すとすると、おそらく1,000万円を超える価値があるだろう。


こうしてLINEは優秀な人材を多く獲得つつ、
宣伝効果まで獲得する一石二鳥の施策を行ったのだろう。

さすがソーシャルメディアの会社だな。

と関心しつつ、自分の会社ではどんなことをやってやろうか考えを巡らしつつ、
金曜も戦いきろうと思う。



2014/06/09

ビジネスで例える サッカー日本代表に大久保嘉人緊急招集の影響




5月12日発表されたサッカーワールドカップ(W杯)ブラジル大会に臨む日本代表メンバーで最も“サプライズ”と言えるのは、FW大久保嘉人の招集だ。

ほぼ固定メンバーでワールドカップ予選を戦い抜いて来た日本代表が、ここに来て32歳のベテラン選手を招集した事はチームに良くも悪くも大きな影響を及ぼす。


今の日本代表チームの状態をビジネスに例えてみよう。


◼︎ベンチャー企業A社に現れたビジネスマン

都内の某ベンチャー企業A社社長、山本は悩んでいた。

業績の伸びに、社員の成長が追いつかず、営業、マーケティング、人事などの各部署で無理が生じ始めていた。

会議では、
「一週間以内に○○します」
「来週までには××を達成できます」
などの報告がされるものの翌週には、

「できませんでしたすみません」

と言う報告が並ぶ。

このままではいつまでたっても未来が見えない

頭を悩ませた山本は、外資系コンサルティングファームで働く後輩を口説き落とし、執行役員として入社させた。


◼︎突然現れたハードマネージャー

上記の例は私の知る、あるベンチャー企業の実例だ。
このあとコンサルティングファームから来た執行役員と、既存社員の間では毎日業績や課題についての激しい議論が行われることになる。


この例の様に後から入ったコンサルタント出身者の強みは、

1.客観的な視点
2.ロジカルな情報整理スキル
3.明確な意思決定

上記の3つがあげられる。

コンサルタントの例に限らず、転職経験者なら誰でも
「あれ?この会社のここは、おかしいな」
「なぜ今だにこんな非効率なやり方してるのかな?」

などと感じたことはあるだろう。

A社に現れたコンサル出身者はその疑問を一つ一つ見過ごさず、丁寧に原因を追求して行った。


結果、ブラックボックス化されていた業務の問題点の多くが洗い出され、業務効率は格段に改善された。

人事異動も多数行われ、現場でくすぶっていた人材が幹部に抜擢されるなど、これまで以上に風通しも良くなった。

一方で、元からいた執行役員や幹部クラス数名が会社を去ることになった。

自分のやり方と合わない

と言うのが彼らの主張だった。


ではこの会社は結果としてよくなったのか?

答えはYesでありNOだ

その後、社長と意見衝突した元コンサルタントは簡単に退社してしまう。

かじ取り役を急に失い一次混乱したA社だが、残った部長クラスが中心となって持ち直した。


日本代表に招集された大久保嘉人選手が、A社に現れたコンサルタントの様な存在とは思わない。

ただ一つ言えるのは、
すでにできあがっている組織に、
リーダークラスの人間を迎えいれるのには十分な注意が必要だ。


ブラジル入りした日本代表は卓球台で遊ぶなど雰囲気良く過ごしているらしいので、あまり心配要らないかもしれない。


大久保嘉人のサプライズ招集は、
一人の人事担当として、今回のワールドカップ日本代表の成績はフィールド内だけでなく、フィールド外の状況も気になる大会となった。

さよなら新聞 私が新聞購読を止めた5つの理由





紙面を読む人 / marumeganechan



3ヶ月前からそれまで読んでいた日経電子版の購読を止めた。
今の情報収集手段はスマホのニュースアプリと月刊誌クーリエ・ジャポンだ。


「大人になったら読むのが当たり前」

そう思って疑わなかった新聞購読をなぜやめたかその理由を書いていこう。


理由1 信じられなくなった

20代の頃の自分は純粋で、新聞に書いてあることは全て正しい事だと疑っていなかった。
テレビはうそをついても新聞はうそをつかない。
そんな風に新聞を過大評価していた。

ところが、情報収集手段が多様化し、片方だけの見解しか見ることができなかった昔とは違い、
一つのニュースも各方面からの見方をネットで拾う事ができる。

そうした多様な情報源から客観的に新聞を見てみると、
信ぴょう性のない話でも事実であるかのように書いているのを何度も見かける。

「このメディアだけに頼っていては正しい判断ができなくなってしまう」

そんな危機感を覚えた。


理由2 時間がなくなった

新聞を購読していた頃は、朝の通勤電車内で30分程度かけて朝刊に目を通していた。
すべての記事をくまなく読んでいたわけではないが、細かい記事にも目を通すようにしていた。

一つの媒体から最大限情報を得ようとしていたためだ。

しかし、今はそんなことをしている時間がない。
ニュースだけでも「SmartNews」「Presso」「グノシー」「Vingow]「NewsPicks]「ReShare」など
6個以上のアプリがプッシュ通知を送ってくる。

その他に2ちゃんねるのまとめ系を遊び程度に読もうとすると、
それだけで通勤時間の情報収集は終わってしまう。

情報源が増えた分、時間がなくなってしっまったのだ。


理由3 アホみたいに高額に感じた

誰もが知っているように、新聞の購読料金は高い。
日経新聞の場合、電子版でも月額4,000円だ。
しかも月に一回更新しない日まである。

その情報を信頼し、購読していた頃はそれでもまだよかったが、
信頼出来ない情報を月額4,000円も負担し読んでいる意味が見いだせなくなった。

よく言われる、
「記事一つ一つの質がWebとは違う」
という話はあるけど、果たしてそうだろうか?

新聞の社説を読んでいるくらいなら、
各識者の書いたブログ記事を読んでいたほうが有意義に感じる。


理由4 実験してみたかった

実は新聞を読まなくてもビジネス上問題は生じないか?
を身をもって体験する実験的こころみだった。

1ヶ月もしたら新聞が恋しくなるのかな?と思っていたけれど、そんなことは無い。

日経新聞を読んでいる同僚と会話してみても情報の粒度に支障を感じない。
いやむしろ、多角的な情報を得ているという面ではアドバンテージを感じる事もあるくらいだ。


理由5 iPhoneでは読みづらかった

日経電子版は2つのアプリがある。
一つは紙面を拡大して読める「日本経済新聞 紙面ビューアー」
もう一つはスマホ用に最適化し表示するアプリ「日本経済新聞 電子版」だ。

この2つのアプリだが、スマホの小さな画面ではどちらも物足りない。

紙面ビューアーは画面が小さくて読みづらい。

電子版は紙面と見え方があまりに異なり、なれるまで受け取れる情報量も限られてしまう。




まとめると、
限られた時間の中で、読みやすくて信ぴょう性の高い情報を安く手に入れる方法を実験してみたら、「もう新聞いらね」という結論に達したということでした。

また何かのきっかけで新聞を読むこともあるかもしれないけど、
その時になっても何も変わっていないのだろうな。

あのメディアだけは。。。。


2014/06/08

私がテレビドラマ「MOZU」を見なくなった本当の理由

平日は仕事もありテレビを見る時間がないので、気になる番組をハードディスクに録画し、
週末に見たいものだけみる。そんな人も増えているのではないだろうか?

私もその一人だ。

二話目くらいまでみて「もういいかな」と思ったら途中で見なくなることも多い。

半年前は安藤ロイドを2話目までみたが以降見なくなってしまった。
劣化版のターミネーターの様な設定に今後の期待が持てなかったからだ。

今シーズンは、
「ルーズヴェルト・ゲーム」と「MOZU」を見始めたが、
「MOZU」については二話目で挫折してしまった。




その理由は、

原作(百舌の叫ぶ夜)と脚本がかけ離れている(という噂)からでも、

タバコの喫煙シーンがこれでもか!と組み込まれているからでも、

時間帯にしてはグロ系の場面も多く、家族で見るには適していないからでもない。


理由は一つ。

単純に期待感を下回っていたからだ。


「MOZU」が始まる前はあのWOWOとTBSの共同制作ドラマ「ダブルフェイス」のスタッフが、
「ダブルフェイス」を超える連続ドラマを作ると言う触れ込みだった。


「ダブルフェイス」をはじめてみた時は、
日本のドラマもアメリカドラマ並みのクオリティのものがこれから増えてくるのかな?
という期待感を持たせてくれたものだ。


そんな期待感を持ってはじまった「MOZU」だっただけに勝手にハードルを上げすぎた。
連続ドラマゆえの話が進まなくてじれったい感じを庵することができなかったのだ。


視聴率を調べてみると第二話と第三話の間に約2%減少している。
同じように感じた人が多いのかもしれない。
更に先週放送された第九話は7.7%と急降下している。


この{MOZU」はあくまでSeason1。
Season2は6月22日からWOWOWで放送されるらしい。

こんな低迷しているドラマのSeason2ってだいじょうぶか?
といらぬ心配をしてしまうような状態だが、果たしてここからの巻き返しはあるのだろうか?


2014/06/07

民主党の前原さんへ 100%発言の重みについて

記者会見する民主党の前原誠司元外相=2014年03月13日、アメリカ・ワシントン | 時事通信社


前原誠司様

はじめまして。
日本の中小企業で人事責任者をさせて頂いている山本と申します。

本日は一つ言い言いたい事があり、届くはずもないメールを見てくれるはずもないブログに書き残したいと思っています。

本日こんな記事をネットで拝見しました。

橋下徹氏と合流「100%」民主・前原誠司氏、野党再編に意欲

別に野党再編について云々言いたいことがあるわけではありません。

橋下徹氏の日本維新の会との合流をご検討とのことですが、
最近影の薄い野党勢力の再編を実現しようという意欲は大切な気がします。

ただ一つだけ今回の前原さんの発言に苦言を呈したくこの文章を作成した次第です。

記事中にもある通り前原さんは橋下氏率いる維新の会との合流可能性について
100%」と読売テレビの番組内でお答えされたと聞いております。

50でも90でもなく100%とお答えされたのには余程の自信や確信をお持ちなのかもしれません。

しかし、組織同士の合併には最後の調印の瞬間まで、
不確定要素を多分に含んでいるのではないかと思います。
組織にはそこで働く多くの人々が居ます。
人にはそれぞれの思いがあります。

まして、政治集団で働く人々ですから、
それぞれに強い信念や思いがあることは想像に難くありません。

もし100%なのであれば期日を示していただきたいですし、もし100%ではないのであれば、
簡単に100%や絶対、政治生命などの単語を使うのは避けて頂ければと思います。

誠に勝手ながら、国民の政治への関心を取り戻すことと、
政治家への信頼を取り戻すことはニアリーイコールだと感じています。

是非ご自身の発言を見直していただき、国民から信頼される政治を実現頂ければと思います。


ルーズヴェルト・ゲームの三上部長が人事責任者にふさわしい3つの理由

テレビドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム」の総務部長(三上文夫)役といえば石丸幹二(いしまるかんじ)さんだ。

ドラマ半沢直樹では東京中央銀行 大阪西支店・支店長役で、半沢の宿敵である大和田常務に対して従順で、無理な融資に発生した負債の責任を半沢に押し付けようとした人物。

そんな彼も青島電気に転職後は心を入れかえた様子


現在は総務部長と野球部部長を兼任し、組織風土やチーム作りを考える組織開発業務に従事している。

時には社員にリストラによる解雇を言い渡す汚れ仕事を引き受ける一方で、社長の指示に外れた適材適所の人事を行い。

後に青島製作所野球部のエースとなる沖原和也の社員登用を押し通すなど、
その行動に共感を覚えるビジネスマンも多い。





同じ人事責任者としてこのドラマをみていると、三上部長こそ人事責任者にふさわしい人物だということがよく分かる。

そんな三上部長のドラマ中の行動から、人事責任者にふさわしい3つの理由を紹介しよう。


1.組織をつくる調整力

ドラマの中で総務部長である三上は、かなり頻度高く開催(ドラマの感覚だと週1,2回の定例開催か?)されている経営会議においてその存在感を遺憾なく発揮している。

社長と製造部長である朝比奈(六角精児)の意見がぶつかっているときも、
社長から社員の解雇を言い渡されたときも、
朝比奈へ製造部内の不正を指摘するときも、

時には神妙に、時には(あの大阪西支店長時代のように)高圧的に、
感情を顔に出しつつ最適な答えのため働く姿はまさにリーダー。


人事責任者は時に辛い役回りを司る場面もあるが、彼のように従業員に共感しながら、経営の要請に答える調整力が必要だ。



2.誰にでも誠意を持って接する姿勢

野球部長でもある三上は経営会議で会社の危機的経営状況について議論した直後、
野球部員であり、かつ従業員でもある部員たちと台頭の立場で会話をする。

時に涙し時に頭を下げながら、自分のためにではなく「君(目の前の従業員や経営層)のために」何ができるかを考えている。

人事責任者と言う肩書は人間関係を作る際に邪魔をする事もある。
気軽に従業員に声をかけただけで「な、な、なんですか・・・まさか首とか?」なんて反応をされた日には、何を話していても相手の緊張を解くのに相当時間を要する。

だが、彼のように常に末端の従業員と接する時間や姿勢があれば、どんな仕事もやりやすい環境が作れるのだ。


3.人の深層心理を見抜く洞察力

「野球をやりたい」その気持をお封印していた沖原。
「部の失敗を派遣に被せろ」そう支持していた朝比奈製造部長。

三上は人の深層心理を見抜く洞察力で多くの人を救ってきた。
敗退したら即廃部といわれていた野球部が敗れた際に、辞表を持って敗者復活戦での再起を懇願するシーンもあったが、「ここまですれば社長も受け入れてくれるのではないか?」という彼の読みが当たったとも言える。

上司も部下も分け隔てなく対等に接してきた彼だからこそ、人の深層心理にアプローチするすべを身につけたのだろう。



ルーズヴェルト・ゲームは経営も野球も最後まで諦めない。
「逆転」をテーマにしたドラマだ。

今後の逆転劇が気になるところだが、逆転劇の裏に隠された人事責任者である三上部長の活躍からも目が離せないところだ。



ソフトバンクのPapper(ペッパー)はむしろKYロボットでは?

ソフトバンクから世界初、人に寄り添うロボット「Papper(ペッパー)」が来年2月に発売される。2004年にウイル・スミス主演で話題となった映画アイ,ロボットの世界がもはや現実になろうとしている。

Papper(ペッパー)のすごいところは、人の感情を理解し学習するクラウドAIを搭載しているところと、自走式の未来型ロボットでありながら、19.8万円という低価格というところ。
ついにSFの世界が現実になる。ワクワクするような未来がすでに目の前に広がっているのだ。


TechCrunchより引用



このロボットの最大の特徴は人の感情を読み取って喜びや悲しみといった感情を数値化して認識し、学習していくところ。認識した感情はネットワークでクラウド上に保存し、加速度的に進化するという点だ。空気を読めるロボットとしてパソコンなみの値段で提供する。さすが孫さんスケールが違う。

しかしこのロボット、昨日テレビで見た限りでは空気が読めるどころか「超KY(空気よめない)」な仕様のようだ。

このロボットは人が幸せそうな表情をしていると「シアワセソウニミエマスネ」と話しかける。表情を読み取ってそれに反応する仕様なのだ。そう聞くと「なるほど空気の読めるロボットだ」と思われるかもしれないがよく考えて欲しい。

怒っている時に「ナニヲオコッテイルノデスカ」、少し笑顔でいる時に「シアワセソウニミエマスネ」などと家族や友達に言われたら、普通どんな反応をするだろう。怒りは増幅し、笑顔は消えるか辱めを受けたと感じるのでは?

人の感情と言うのは顔の表情に出やすい。
その顔の表情を見て「シアワセソウニミエマスネ」と言っている間はとても空気が読めているとはいえない。むしろ超KY仕様といえるだろう。

とは言え、成長するロボットを歌っている以上、今後に期待せざるをえない。
きっとそのうち学習機能が進化して「悲しい顔しているけど、そっとしておこう」とか「すごく機嫌がよさそうだから、さっき壊した花瓶のこと今言おうかな」などの判断ができるようになるのだろう。
その時が楽しみだ。


2014/06/06

2段階で実現!マーケティング力を活かした人の雇い方

採用はマーケティングである。

募集は求人広告だし、採用ページにSEMで誘導し、検討者の背中を押す一言がそこに無ければ人はなかなか集まらない。

言われてみれば、あぁそうだよな。と誰もが納得することだが、そのことを理解してか知らずか、マーケティングベタの採用が多い。

大企業だとその名前だけで一定数の応募者を獲得出来るから、そう思うのも仕方が無い。


でも、ベンチャー企業の採用は違う。

安定性では大企業に劣るし、広告費だって比べ物にならない。

社名や製品名だけでは充分な応募者を確保出来ないのだ。


それではどうするか?

もちろんここで生きてくるのがマーケティング力だ。

マーケティングと言ってもここでいいたいのはSEMなどの小手先では無い。どんなに広告費を出して、宣伝をしても魅力の無い商品が流行らない様に、採用も魅力のある企業と映らなければ応募者は集められない。




ベンチャー企業が優秀な人材を集めるために大切なのは1.ターゲットの設定と2.それに合わせたメッセージ(制度設計含む)の作成だ。


1.ターゲット設定
私が求人を出す時にはとにかく今回獲得したい人材を頭で思い描く。年齢や性格だけではなく、生活水準や趣味まで。とにかくターゲットの気持ちになり切るのだ。

ターゲットが見えれば施策も広告もターゲットに合わせたものに変わってくるはずだ。


ターゲットの例) 20代後半から30代前半で既婚の元キャバクラ店員など

※ちなみにサービス業では元キャバクラ店員のニーズが結構ある。
  サービスマインドはもちろんだが、タフさが人気の秘密だ。


2.ターゲットに合わせたメッセージ(制度設計)の作成
ターゲットを設定し、そのニーズや状況を想像したら今度はターゲットに合うメッセージの作成だ。
メッセージには広告キャッチはもちろんだが、制度設計も含まれる。

女性を雇いたければ女性の登用制度はもちろん、産休や育休とその取得率についても公表する必要がある。さらに男性の育休取得率を示すことができると子育てに寛大な会社のイメージ付けはほぼ完璧だ。

もし御社でメッセージングに困ったら、上記を参考に徹底的に想像して欲しい。
営業よりマーケよりよりリアルな施策を自分の手で打つことができる人事こそマーケティング力をつける良い環境だと思う。


2014/06/05

16年新卒採用の記事で思う。おい人事部!まじめに仕事しろ!


人事部にとって最大級のトピックの一つ、16年度新卒採用について、ダイヤモンドオンラインにこんな記事が出ていた。


大企業、中小企業の採用担当者たちの本音は?採用・就職活動のルールが大きく変わる16卒採用


記事は684社の企業にアンケート調査を行い、その結果を企業規模(501名以上と500名以下)で分けて集計したものだ。


結論として、501名以上の大企業でも、500名以下の中小企業でも採用開始時期の繰り下げをあまり歓迎していない。

その反対理由がフリーコメントでいくつか紹介されていたので、同じ人事としてつっこみをいれてみる。






●他社の動向の変化により、内定出し後の歩留まりが読みづらくなる可能性があるため。

うん。気持ちはわかる。でも、それはお前の仕事だ。よりがっちり内定者のハートを掴む努力をしてみたら?


●実際に動いてみないと分からないが、学生の二極化がより進んでしまうと思われる

だから?


●新入社員研修などと重なると、手が回らない。多くの会社が4月5月の早期に採用や選考が重なるのではないか?

それがあなたの仕事でしょ。回らないなら回るように考えてよ。


●知名度がそれほど高くない当社にとって、広報期間の短縮は母集団形成に影響が出る可能性が高い。
がんばれ!腕の見せ所だ!


●採用活動終了時期が後ろにずれ込み、次年度の採用活動準備に影響が出る。
へー。
始めからわかっているんだから対策考えれば良いのでは?


●大企業の動向に左右され、中小企業の採用がさらに長期化し、通年採用になりそう。
何か問題でも?
本当に欲しい人材のためならやりなさいよ通年採用。彼女が欲しければいつでも合コン行くくせに。


●内定から入社までの期間が短くなり、研修等の実施回数が限られるため。
研修の中身を見直せ!それだけ。


アンケート調査なのでそこまで深く考えず、自分の意見をポロッと出してしまっただけだろうが、このフリーコメントに他責で、ネガティブ思考な人事部の本質が見えてくる。コスト部門の一つである人事部がマイナス思考になりがちな理由はわかるが、もう少し意識高く課題に取り組んでくれないと、他の社員が浮かばれないぞ!頑張れ人事部!





2014/06/04

6ヶ月でだれでもできる!問題解決思考を獲得する3ステップ

営業、マーケティング、人事、総務。あなたがどんな職種に就いていても、必ず課題という壁にぶつかることがある。そんなときビジネスを円滑にかつ高パフォーマンスで動かすには「問題解決思考」が必要だ。

一方で、大切な問題解決思考を新人の頃から持ち合わせている人は意外に少ない。

日本の教育制度や会社の構造上、どんなに難しい問題にも必ず答えがあり、その答えを知っている人(先生や上司)がいるという環境で育てられることも多く、そのことが問題解決思考の成長を阻害している。

先生や頼れる上司がそばにいる間は問題解決思考ができなくてもあまり問題にならないことが多い。それどころか、迷わず勉強や仕事に打ち込むことができ、結果として高い成果を生み出す場合もある。

こうして「自分はできる!」と勘違いした人間が、いざ上司となりチームや部署の問題解決に取りかかろうとすると大きな壁にぶつかることになる。


それでは、問題解決思考を鍛えるにはどうしたら良いのだろうか?

ここでは私が身につけるのに苦労した問題解決思考をどのように半年間で獲得したかご紹介しよう。





■問題解決思考との出会い
転職により業種と職種が変わることになった自分は、自分でも信じられないスピードで部長に昇進した。

これまでは営業マネージャーに「戦略が見えない」「一貫性がなくてついていけない」などと生意気に言っている立場だったが、いざ経営会議に出席してみると問われるものが全然違っていることに気づいた。


「お前のバリューはなんだ?」「この問題にはどのようにアプローチするつもりなのか?」営業成績さえあげていれば良かった営業時代を懐かしみつつ、この会話についていけないと未来はないと思いくらいついた。


step1(observation)
自分に足りない何かに気づいた自分はとにかく周りを観察することにした。経営者に怒られている他部署の部長を観察することで、経営者が何を求めているのか徹底的に観察した。
観察対象は経営者はもちろんだが、その話し相手である部長の他、話を聞いている周りの同僚や部下の様子をつぶさに観察した。


■step2(simulation)
もちろん観察だけではない。観察しながら自分ならなんと答えるか毎回毎回シミュレーションを行った。当たるときもあれば外れるときもある。しかし続けていく内に問題解決に必要な要素をつかみ始めていた。

シミュレーションは一人だけで実施するのではなく、一緒に会議に参加していた同僚や部下と何度も何度もシミュレーションを重ねた。


■step3(think)
シミュレーションを通してなんとなく得た「問題解決思考」を自分の抱えている問題に当てはめてとにかく考えた。考えても考えても答えが出てこない。今まではそんな風に感じるような難しいビジネス上の問題も、要素分解して考えることで解決策を見いだせるようになっていた。


私は上記の3ステップを半年間の間で何度も何度も繰り返した。結果として問題解決に必要な要素の抽出や解決策の提示を瞬時に行う力がついた。問題解決思考には考え方や頭の使い方の他に、どれだけ事例を知っているかが大きく作用する。

今後も観察を通じて事例を吸収し、シミュレーションを通し思考の蓄積と問題を考え続ける姿勢を通して問題を直視し、自分のバリューを発揮していきたいと思う。


2014/06/03

質問にはこう返せ!面接官のこころをつかむ10コの問答(前編)

面接時に繰り出される面接官の質問。
中には時間をつなぐためだけに行っている質問もあるが、その多くには狙いが会って質問していることも多い。

そこで年間1000名近い方を面接してきた面接官が質問の意図を公開する。





■面接官のこころをつかむ!10コの問答例

質問:自己紹介をお願いします。

よくあるオーソドックスな質問。一見何の狙いもなくされている様に感じるかもしれないが、採用担当者は、応募者の第一印象、コミュニケーション能力、職務経験の概略、その経験が自社で活かせるものなのかを、 自己紹介から見極めている。なるべくわかりやすく1,2分で終えられるのがベター。

質問:ご自身の長所と短所を教えて下さい。

長所と短所の質問で余程のことが無い限り短所があるから落とすなんてことはありません。この質問では、自分を客観視できているか(自己認知)を計っている。
短所を伝えるときは改善しようとしている行動までセットで伝えることが大切だ。


質問:将来的に「こんな風になりたい」などのキャリアプランはありますか?

新卒採用ではもちろん、中途採用でもこの質問に答えられない人が多い。今回の転職をどのような転機と捉えているのか、自分は今後何をして行きたいのか、その程度の事が何も語れない人物は自己紹介ができないに等しい。
あまり面接先企業とかけ離れたビジョンを言われても困るけど、ここは素直に自分の意見を言えるトレーニングをしておこう。


質問:当社を志望した理由を教えて下さい

就職・転職活動をしていてこの質問に出会わないことは無いだろう。面接官だっていくつも受けている内の一つで、専願ではないことはわかっている。むしろこの時代に他社を一切考えてません!なんて奴が現れたらそれはそれで怖い。
志望理由は会社をどの程度調べてきているのかと、自己のキャリアとどうリンクさせるつもりなのかを知る最良の質問だ。わかりやすい志望動機を話しつつ自分の経験をさり気なくアピールできる人こそ強い。


質問:あなたにとって仕事とはなんですか?

採用担当者はこの質問で、あなたの仕事の価値観、仕事への熱意、キャリアプラン、自社の社風や方向性とのマッチングを見極めます。
多くの人が答える「仕事は人生そのものです」といった回答はイマイチ。
このケースでは、人生そのものだと考える根拠を具体的に示せれば◎出来る人は10名に1人位の割合。


今回は前編として5コの質問とその意図を公開した。
「面接は苦手」と言う人も相手の質問の意図が分かれば何も怖くない。はず。

残る質問は後編にて!


2014/06/02

AKB48に学ぶ、正しいリーダーの選び方

AKBの総選挙が近い。
一アイドルグループのセンターを決める。ただそれだけの行為のはずだが、注目度はかなり高い。

今までのアイドルグループであれば、プロデューサーなどのグループを取り巻く一部の大人たちが決めていたであろうセンター。そのセンターをCD購入者の投票によって決める。
自分のお気に入り(推しメン)に自分の一票を投票できる。

そんな画期的な(今までになかった)やり方であっという間に日本のアイドルグループのトップを走るグループに育てたプロデューサーたちのマーケティング力には本当に関心させられる。


今日はそんなAKB48から企業でのリーダー選びのコツを学びたいと思う。


ところで、AKB48のリーダーと言われて誰のことを思い出すだろうか?
AKB48のリーダーは総選挙でセンターに選ばれた大島優子や前田敦子でも指原莉乃でもない。総選挙と同じく有名なじゃんけん大会で選ばれるものでもない。

AKB48には不動のリーダー(総監督)高橋みなみがいる。


失礼かもしれないがAKBの中でもそんなに目立ってかわいいというわけではないかもしれない。でも彼女に対する周りの評価は非常に高い。

秋元康が大絶賛!AKB48のリーダー高橋みなみってどんな子?【努力の天才】

総選挙でもセンターを取るわけでもなく、決してカリスマ性が高いわけでも、全くノースキャンダルというわけでもない。それでも彼女が周りからリーダーとして認められている理由がある。



■リーダーに必要な条件とはなにか?

リーダーに必要な条件には諸説あるが、ビジネスに於いて高いパフォーマンスを発揮するリーダーには5つの共通点がある。

1.人の話をよく聞く
2.自ら率先して行動する
3.どんなときも平常心で現状を把握できる
4.部下の失敗を一方的に叱らず、自ら反省する
5.常に未来志向である

私はAKB48のメンバーでも無ければ関係者でもないので詳細は不明だが、高橋みなみはこの5つの条件を満たしていると思われる。

AKB48高橋みなみに学ぶ!チームをまとめるリーダーシップ論


■正しいリーダーの選び方

リーダーには特に際立ったカリスマ性や完璧な人間性は必要ない。
それよりも、メンバーの会話によく耳を傾けながら自ら行動し、時に反省しチームの目標に向かって走り続けられる人物こそがリーダーに相応しい。

こんな話をすると経営者からは「うちにはそんな人材いないよ」と言われることが多い。
確かにすべての要件を満たしいている人物を見つけるのは難しいかもしれない。ただ、5つの条件のうちどれかなら当てはまる人材はいるはずだ。

完璧な人材などいない。自分のリーダーシップを発揮してまずは条件の一つでも満たす人材の育成からはじめて見てはいかがだろうか。



2014/06/01

SIerよ大志をいだけ!新たなキャリアをつかむ方法

日本のITを支えてきたSIer(システムインテグレータ)のキャリアが危ない。
これまで日本の企業がITシステムを導入する際にはその専門家であるSIerへ相談し、提案を受け自社開発を行ってきた。

しかし3,4年前から状況は一変した。
様々なシステムがクラウド化され、導入時の敷居は格段に下がった。SIerのサポートがなくても自社のIT部門だけで検討から導入まで行う事も増えてきたのだ。

元々SIerという職種はアメリカやヨーロッパには存在しない。
システム導入はユーザー企業のIT部門が勉強し、メーカーとの情報交換の上で実現することが多い。

だからと言ってSIerが日本から絶滅するかというとそんなことは無いだろう。超専門性の高い領域は今後もSIerの活躍が期待される。ITシステムは簡易的に導入・運用できるものと、複雑で専門性を必要とする領域に二分化されると思われる。





そんなSIerが今後生き残る道は ①専門性を磨く、②転職によるキャリアチェンジ のいずれかだと思う。

私の会社でもSIer出身のシステム開発者を多く採用してきた。
ほとんどのSIer出身者は優秀だし、ベンチャー企業のシステム開発者として活躍するためには十分な技能を持っていることが多い。

ただ、彼らの多くに共通する弱点がある。その弱点が災いし、何度面接を繰り返しても採用されないとなげくエンジニアがいる。


その弱点が「ネガティブ思考」だ。


SIer出身者と面接を行っていると、その多くが「できない理由」を説明するのが非常に得意だが「どうやったらできるか」の説明や思考が苦手だということに気づいた。

エンジニアの多くはクライアントの無理難題や開発途中での度重なる仕様変更を経験している人も多い。そういう事象が起きた時、窓口である営業担当やクライアントのせいで巻き込まれた(自分ではコントロール出来ない)と考えることが多い。

そのことを転職理由としてあげる人もいる。
確かに彼らの置かれている立場を考えれば、そういう考え方も当然だと思う。


だが、一つ考えて欲しい。ベンチャー企業のシステム開発担当者になれば、クライアントの無理難題や開発途中の度重なる仕様変更に振り回されるという事から開放されるだろうか?

いや、むしろ増える可能性だってある。

システム開発担当者に限らずベンチャー企業で働くためにはネガティブ思考は禁物だ。
今まで誰も経験したことのない仕事を、だれも体験したことのないやり方で実現することがベンチャー企業の成長には不可欠なのだ。

ネガティブ思考を止めと言われても止められない。そう言う人も多い。
そんな20代や30代にいつも言っていることがある。

「10年後に自分の職場にいる尊敬できない40代と同じと思われたくないのなら、何かを変えなければいけない」

さぁ、エンジニアのみなさん。ネガティブ思考をやめて大志を抱きましょう!