2014/06/17

面接の成否をわけるたった一つのこと



面接が得意な人もいれば苦手な人もいる。
苦手な人の多くは面接で何度か失敗をかさねた結果、苦手意識が付いた人が多い。


先日わたしが面接した30代の男性は、
面接中まばたきが止まらず、声は上ずり、明らかに緊張していた。


そんな彼が緊張している理由は、大学に人より数年長く通う事になってしまったという事実だった。


彼はこれまでの面接でなんどもその点を指摘され、
指摘を受けすぎた結果もはや面接となると条件反射的に緊張するようになっていたようだ。


緊張が良い方向に向くケースもあるがほとんどの場合、面接時の緊張は無い方が良い。


面接というのは自分を売り込む「自分営業」だ。


何かのお店に行って営業を受けたとき、営業担当が緊張でカチカチだったら頼りなく感じるだろう。
面接も一緒で、カチカチで現れた候補者は年齢にもよるが頼りなく見えることが多い。


わたしは面接時に緊張している候補者を見ると必ず話す事がある。
それは、

「緊張していてはもったい無い。

良くも悪くもあなたの売り込める自分は30年生きてきたあなた自身の人生だけだ。

自分の人生に自身を持ってプレゼンできなくては自分に失礼だ」


この話をすると緊張していた候補者も笑顔でスムーズに会話できるようになる。
時には泣き出してしまう人もいる。


泣いても笑っても大切な面接、
自己アピールの数少ない自己アピールのチャンスを掴むため、
緊張を抑えこみ自分を出し切る事が大切だ。


ちなみに、前述の彼は合格にした。
その後の結果は彼自身が掴み取るものだと思う。