一アイドルグループのセンターを決める。ただそれだけの行為のはずだが、注目度はかなり高い。
今までのアイドルグループであれば、プロデューサーなどのグループを取り巻く一部の大人たちが決めていたであろうセンター。そのセンターをCD購入者の投票によって決める。
自分のお気に入り(推しメン)に自分の一票を投票できる。
そんな画期的な(今までになかった)やり方であっという間に日本のアイドルグループのトップを走るグループに育てたプロデューサーたちのマーケティング力には本当に関心させられる。
今日はそんなAKB48から企業でのリーダー選びのコツを学びたいと思う。
ところで、AKB48のリーダーと言われて誰のことを思い出すだろうか?
AKB48のリーダーは総選挙でセンターに選ばれた大島優子や前田敦子でも指原莉乃でもない。総選挙と同じく有名なじゃんけん大会で選ばれるものでもない。
AKB48には不動のリーダー(総監督)高橋みなみがいる。
失礼かもしれないがAKBの中でもそんなに目立ってかわいいというわけではないかもしれない。でも彼女に対する周りの評価は非常に高い。
秋元康が大絶賛!AKB48のリーダー高橋みなみってどんな子?【努力の天才】
総選挙でもセンターを取るわけでもなく、決してカリスマ性が高いわけでも、全くノースキャンダルというわけでもない。それでも彼女が周りからリーダーとして認められている理由がある。
■リーダーに必要な条件とはなにか?
リーダーに必要な条件には諸説あるが、ビジネスに於いて高いパフォーマンスを発揮するリーダーには5つの共通点がある。
1.人の話をよく聞く
2.自ら率先して行動する
3.どんなときも平常心で現状を把握できる
4.部下の失敗を一方的に叱らず、自ら反省する
5.常に未来志向である
私はAKB48のメンバーでも無ければ関係者でもないので詳細は不明だが、高橋みなみはこの5つの条件を満たしていると思われる。
AKB48高橋みなみに学ぶ!チームをまとめるリーダーシップ論
■正しいリーダーの選び方
リーダーには特に際立ったカリスマ性や完璧な人間性は必要ない。
それよりも、メンバーの会話によく耳を傾けながら自ら行動し、時に反省しチームの目標に向かって走り続けられる人物こそがリーダーに相応しい。
こんな話をすると経営者からは「うちにはそんな人材いないよ」と言われることが多い。
確かにすべての要件を満たしいている人物を見つけるのは難しいかもしれない。ただ、5つの条件のうちどれかなら当てはまる人材はいるはずだ。
完璧な人材などいない。自分のリーダーシップを発揮してまずは条件の一つでも満たす人材の育成からはじめて見てはいかがだろうか。