2014/06/03

質問にはこう返せ!面接官のこころをつかむ10コの問答(前編)

面接時に繰り出される面接官の質問。
中には時間をつなぐためだけに行っている質問もあるが、その多くには狙いが会って質問していることも多い。

そこで年間1000名近い方を面接してきた面接官が質問の意図を公開する。





■面接官のこころをつかむ!10コの問答例

質問:自己紹介をお願いします。

よくあるオーソドックスな質問。一見何の狙いもなくされている様に感じるかもしれないが、採用担当者は、応募者の第一印象、コミュニケーション能力、職務経験の概略、その経験が自社で活かせるものなのかを、 自己紹介から見極めている。なるべくわかりやすく1,2分で終えられるのがベター。

質問:ご自身の長所と短所を教えて下さい。

長所と短所の質問で余程のことが無い限り短所があるから落とすなんてことはありません。この質問では、自分を客観視できているか(自己認知)を計っている。
短所を伝えるときは改善しようとしている行動までセットで伝えることが大切だ。


質問:将来的に「こんな風になりたい」などのキャリアプランはありますか?

新卒採用ではもちろん、中途採用でもこの質問に答えられない人が多い。今回の転職をどのような転機と捉えているのか、自分は今後何をして行きたいのか、その程度の事が何も語れない人物は自己紹介ができないに等しい。
あまり面接先企業とかけ離れたビジョンを言われても困るけど、ここは素直に自分の意見を言えるトレーニングをしておこう。


質問:当社を志望した理由を教えて下さい

就職・転職活動をしていてこの質問に出会わないことは無いだろう。面接官だっていくつも受けている内の一つで、専願ではないことはわかっている。むしろこの時代に他社を一切考えてません!なんて奴が現れたらそれはそれで怖い。
志望理由は会社をどの程度調べてきているのかと、自己のキャリアとどうリンクさせるつもりなのかを知る最良の質問だ。わかりやすい志望動機を話しつつ自分の経験をさり気なくアピールできる人こそ強い。


質問:あなたにとって仕事とはなんですか?

採用担当者はこの質問で、あなたの仕事の価値観、仕事への熱意、キャリアプラン、自社の社風や方向性とのマッチングを見極めます。
多くの人が答える「仕事は人生そのものです」といった回答はイマイチ。
このケースでは、人生そのものだと考える根拠を具体的に示せれば◎出来る人は10名に1人位の割合。


今回は前編として5コの質問とその意図を公開した。
「面接は苦手」と言う人も相手の質問の意図が分かれば何も怖くない。はず。

残る質問は後編にて!