2014/05/31

NEET(ニート)からの卒業!非正規雇用者が面接合格する方法

求人広告を掲載すると大学や高校卒業後まだアルバイト以外の仕事をしたことが無い非正規雇用者や「面接のために1ヶ月ぶりに外に出た」というニートの方がたまに現れる。


私の会社では元々部下が上記のような方々を書類選考時点で不合格にしていた。しかし、私が部長に就任した昨年11月から非正規雇用者やニートの方も基本的には面接を設けるように方針を変更した。

自分自身がロストジェネレーションと呼ばれる世代ということもあるし大学院卒業後半年間、ニートをしていた経験もあり放っておけないのだ。一度何かに失敗したり遅れを取った人でも可能性があるかぎりは会って見極めるべきと思っている。


こうして方針変換後6ヶ月が経過し、多くのニートや非正規雇用者と面接をしてきた。
その結果彼らの弱点と就職試験の戦い方がわかってきたのでその心得5つをここで公開しよう。






■ニートの戦い方その一 アルバイトでも自己の経験はアピールすべし

ニートの多くは自分のこれまでの経験を「つまらない物」と思っている人が多い。きっと何社か受けた他社の軽い圧迫面接で指摘された結果なのだろう。

確かに同年代のライバルに比べ、アルバイトでの経験はアピールが難しい。アルバイトの仕事イメージが「学生でもだれでもできる簡単な仕事」だからだと思う。

しかし、それを逆手に取ってアピールすべきポイントもあるのではないだろうか?誰でもできるルーチンワークを他の人と同じようにただただ修行のように実行してきただけなら仕方がないが、なにか工夫をし、その結果たとえば「コンビニの30代OLの売上を10%アップさせた」と言うのはアピールすべき成果だ。

自分の仕事を振り返ってみてアピールすべき成果が無いのなら明日から何かひとつでも工夫をしてみよう。そして面接でアピールしよう。それが通じない相手だったら、それはそれで良いじゃないか。面接はお互いがお互いを知る機会なのだから。



■ニートの戦い方その二 自然に話す練習のため、異性と会話し練習すべし

ニートの多くは面接でとにかく元気がない。同年代と比べると頼りなくも見えてしまう。「自信が無いから当たり前の事」と言われそうだが、それでは戦えるわけがない。

面接の前にまずは異性と会話し楽しませる練習をしてみよう。

「異性との会話と言われても、リア充でもない自分は合コンに行く機会もないし、、、」なんて考える人もいるだろう。別に合コンやパーティーでなくても良い。お店の店員とのちょっとした会話やもしかしたらどこかの会社のオペレーターとの会話でも良いかもしれない。

とにかく人と(出来れば異性と)会話をし、人と会話する感覚を取り戻してから面接に挑もう。



■ニートの戦い方その三 身なりには人一倍気をつけるべし

私の会社の部下が元々ニートを書類選考で落としていたという事例の通り、いざ面接に挑んでも経歴に穴があったり、正規雇用経験が無いという事実は相手に少なからずマイナスの印象を与えている。

そのマイナスの印象こそ逆手に取るべきポイントなのだ。織田信長が斎藤道三との面談の際に完璧な正装で現れて驚かせたエピソードは有名だが、ニートも同じ手を使おう。バリッとしたスーツでハンカチーフも用意し、笑顔で面接会場へ現れよう。

自分だけで服装の良し悪しが分からない場合は店員さんの言うとおりのコーディネートでも良い。
少しの努力が未来を変えると信じてまず見た目から変えてみよう。



■ニートの戦い方その四 アルバイトスタートも視野に入れるべし

普段の仕事に工夫をし、自分をよく見せる練習をして努力をしても、やはり同年代と比べられてしまうと経歴が見劣りしてしまうのは否めない。そんなニートを会社が社員として雇うのはリスクも大きい。

そのために多くの場合はアルバイトスタートを打診されるようだ。このアルバイトスタートが曲者で、スタートしたら最後、ずっとアルバイト契約なんて会社もあるため、みんな警戒してしまう。会社側のリスクもニート側のリスクもわかるので、非常に難しい問題だ。

もしニートのあなたがアルバイトスタートを打診されたら、

本当にその仕事をやってみたいのか?
アルバイトを打診してきた目の前の人は信用できそうか?
今の生活を本気で変える覚悟があるか?

もう一度自問して欲しい。全ての問に答えがYesならアルバイトスタートを受けてみてはどうだろうか。



■ニートの戦い方その五 決して諦めるべからず

ニートの就職活動で最も大切なことは単純だけど「諦めないこと」だ。
就職活動は恋愛や食事と一緒だ。何度失敗しても何度苦い思いをしても諦める事ではない。いつか出会う自分にとって最高の環境を信じ戦い続けなければならない。

とはいえ、だれでも10社も連続で断られたら嫌なってしまう。この嫌になった時が勝者と敗者を分けるターニングポイントだ。

継続こそ力なり。


自分を信じて戦い続けて欲しい。自分の可能性をつぶさない責任は自分にある。



女子より男子を優遇?就職で男子に下駄をはかせるワケ

昨日読んだ記事、

就職試験上位は女子学生ばかり 男子に下駄履かせ内定与える 


人事責任者の本音ブログをうたっているこのブログでこの記事の考察を書いてみる。


その前に弊社の実情を書いておこう。
創業5,6年目のベンチャーである弊社では、男性も女性も同一基準で審査をしている。ポジションの特性に合わせて(女性向けの新商品企画なら女性)選考を行うこともあるが、男性でも女性でも特性の合うポジションの採用であれば基本的に差別等は無い。


上記の様に弊社では存在しない「男子への下駄」だが、何故そのような運用が発生するかは簡単に想像がつく。理由は大きく2つある。


1つ目の理由は「女性は男性に比べて離職率が高い」ということだ。



http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/12-2/kekka.html

上の図は厚生労働省が発表した、平成23年雇用動向調査の概況の中で公表されているグラフだ。

グラフだけだとわかりにくいが、離職率の数値を見るとよくわかる。
  男性 女性
19歳以下 38.6 38.5
20~24歳 22.9 28.1
25~29歳 14.6 24.0
30~34歳 10.6 17.3
35~39歳 7.7 14.1
40~44歳 7.2 12.8

24歳までは男女差は5ポイント程度だが、その後男女差は広がり、35~39歳ではほぼ倍の開きが発生している。働きざかりである30~39歳の30代でみても女性のほうが男性より2倍辞めやすいということになるのだ。

離職してしまう理由はそれぞれだが、結婚、育児の他、旦那の転勤などの女性特有の理由が影響うしている。理由はともあれ「男性より女性の方が離職しやすい」という事実は男性に下駄を履かせる理由として十二分だ。


二つ目の理由は「女性が働く環境を整える事の難しさ」にある。
女性に長く働いてもらうためには上記に書いた女性特有の離職理由「結婚、育児、旦那の転勤」を回避出来る環境やルールが必要だ。


最近では産休や育休の整備や拡張の他、育休を男性(イクメン)も取りやすくすることや、仕事をする時間を自分で選択できる制度など、働く女性や親に優しいい制度を用意している企業も増えている。


女性の労働力を活かすためとてもよい制度だが、これらの制度を検討、整備、維持するためには企業にもそれなりの意志と体力が必要になる。意志だけならどこ会社も用意できるが体力だけはどうにもならない場合も多い。



【まとめ】

優秀な女性を雇いたくても雇い続ける自信が無い上に、制度を整えて置かないと離職してしまうリスクが高い。そのため男子に下駄を履かせるのは企業の合理的判断と言わざるをえないのだ。


とは言え、上記に書いた通り、働く女性が活躍しい安い環境を整えている企業は増えてきている。ライバル社より優秀な人材を獲得するために、企業も今後ますます努力が必要になる。



ちなみに、弊社では何故男女差別をしないのか?
答えは一つ。まだ創業5,6年のベンチャーなので、離職率に男女差を感じることは無い(いやむしろ男性の方が離職率が高い)状態にあるからだ。


女性を活かしつつ、企業成長を実現するためこれからの人事部は一皮むけた新たな挑戦をしていく必要がある。



2014/05/30

あなたが人事部で働くまでに身につけておくべきたった一つのこと

 人事部と聞いてあなたはなにを感じるだろうか?偉そう、話が通じない、現場を知らない、メガネ。あるいは関わりがなさ過ぎて、なにをしているのかわからない。人によっていろいろな答えが帰ってくると思う。そんなあなたも、何かの縁でいつ人事部勤務になるかもわからない。


私も組織開発部の部長になるまでは人事部とは縁遠いキャリアを歩んできた。そこで今日はあなたが人事部で働くまでに身につけていてほしいたった一つの素質について書いておく。


人事部で働くまでに身につけておくべきたった一つの素質とは「合理的判断力」だ。


人事部は経営戦略上の優先順位に沿って、採用や人材育成、評価制度の設定や運用を任される部門だ。仕事の大半に「人」が絡んでくる仕事だけに、ある意味めんどうな話に巻き込まれることも多い。


例えば、ある部門の社員を他者と同様の客観的な数字に基づく評価基準に則って評価したとする。ほとんどの社員は意義をいうこともなく受け入れるが、一部の社員が評価が不当だと訴え、撤回を求めてきたとする。


この場合主張がどうであれ、他者と同一の客観的数字に基づく評価なのであればその撤回要求には応じられる訳がない。


この場合私にできるのは納得いくまで数回面談するくらいしかできない。それなのに人事部で働くまでに身につけておくべき「合理的判断力」が身についていない人は評価に納得行かない人物と相対するだけでつぶれたり、客観的数字による評価をねじ曲げようとしたりする。


人間だれでも嫌われたくはない。むしろ好かれていたいと思うものだ。目の前で評価に納得せずに異議を唱える本人を目の前にして合理的判断力が無いと迫力に負けてしまったりする。



合理的判断力はクリティカルシンキングと自分の軸となる価値判断基準を持っているかどうかによって決まる。基本的には融和を大切に、しかし会社の戦略上必要な時には厳しい判断やコミュニケーションを取っていく必要がある。


「合理的判断力」を支えるのは背景の理解だ。
会社の成長戦略をよく理解し、時には自ら企画し挑んで行かなければならない。

人事部希望のあなた。是非「合理的判断力」とは何か、考えてみて欲しい。
それが自分の人生だけでなく、自分の関わる周りの人を幸せにする術だと信じて。


2014/05/29

あまりに会議が多いのでノートを電子化してみた

組織開発という仕事柄、毎日自部署だけではなく他部署の会議にも参加しているためたくさんのタスクやメモが発生する。少ない日で3件、多い日だと朝から晩まで会議のみで一日が終わるほどだ。

会議中には自部署がからむ新たなタスクが生まれたり、メモをしておくべき事項は多数発生する。今までは会議用の紙資料にメモを取り、それを会議終了後や翌日見なおしてタスク整理していたが、紙を無くしてしまったり、メモすることを忘れることも多い。


そこで手元のスマホ(iPhone)をメモ帳として有効活用することで、ノートの電子化と抜けもれないタスク整理に成功したのでその方法をご紹介しよう。


今回私が使用したのは「7notes mini (J) for iPhone」というアプリだ。













このアプリの最大の特徴は手書きで書いた文字を入力し変換してくれるところだ。
手書き文字の認識精度と文字変換を活かすことで手書きで紙の資料に走り書きのメモを書くのとほぼ同じ作業量でノートの電子化ができる。時間に余裕のない会議中にささっとメモを取りたい時にはまさに最適なツールだといえる。








左の画像を見てみるとこのアプリの威力がわかる。
ひらがなの「き」を入力した段階で、自動変換機能で「昨日の」などの候補文字が表示されている。


ひらがな一字で数文字書く手間を省けるからこそ、紙の走り書きと同程度の作業量でノートの電子化を実現できるのだ。









電子化したノートは、当然evernoteへの保存ができるので作成後はスマホだけでなくPCでも続きの編集や追記、コピーなどが簡単にできるのだ。


私はこのアプリをさらに有効活用するべく、スタイラスペンを購入しiPhoneやiPad miniで会議中のメモを取っている。


ノートの電子化にはまだまだ抵抗のある方も多い様子だけど、これは本当におすすめだ!




2014/05/28

なぜ?関西人にハイパフォーマーが多い5つの理由

私の回りには関西出身(特に大阪出身)のハイパフォーマーが多い。偶然だと思っていたが、職場を変えても、取引先を見てみてもその認識は変わらなかった。
なぜなのか、独断だがその理由を考えてみた。


私の周りの大阪出身者の特徴としては、

1.妙に馴れ馴れしく初対面でも心理的距離を気にしない


2.どんな話にもオチを求める

3.値引き交渉をコミュニケーションと考えている

4.方言を多用する

5.実家に帰ると「魂を売った」といじられる


他にもあるが主に5つの特徴を持つ。
この5つの特徴が実はビジネスでハイパフォーマンスを出す上で大切な要素になっているのではないかと思う。その理由を解説してみる。



1.妙に馴れ馴れしく初対面でも心理的距離を気にしない

初対面の相手に対して誰もが少なからず緊張する。それが関東の人たちでは当然の認識だと思う(もちろん例外は居るけど)。しかし、私の見てきた関西人の多くはこの初対面の人への距離の詰め方がうまい。うまいというかほとんど意識せずに詰めてしまっている。

初対面時の距離の詰め方がうまいということは、例えば営業ならその分だけライバル(競合)よりも一歩早く提案の機会を獲得することもあるだろう。時にうざがられる事もあるが、この特徴は彼らをハイパフォーマーに仕立てる重要な特徴と言える。



2.どんな話にもオチを求める

彼らは日常会話であってもオチを求めてくる。だれかがダラダラ話し込んでいると「で、オチはなに?」とオチの無い話なんてこの世に存在しないと言わんばかりの純粋無垢なひとみでみつめてくる。彼らにとってオチこそ会話のゴールなのだ。


この特徴は、会話を通して場をなごませる。なんて抽象的な効果だけではなく、結論から話す。MECEに考えるといったビジネス会話に置いて重要なロジカルシンキングのトレーニングにもなる。そう彼らは生まれながらに会話にオチを求める文化圏の中で、ロジカルシンキングのトレーニングをして来ているのだ。

新入社員の多くがつまづくロジカルシンキングを生まれながらのトレーニングで一月早くクリアすれば、それだけライバル(同僚)に差を付けられる。そうして彼らはハイパフォーマーへと成長する。


3.値引き交渉をコミュニケーションと考えている

関西人と仕事をすると「いくらかまけて」と言われる事が多い。頑なに値引きを断ると100万円の商品であっても「1,000円でもいいからまけて」ともはや値引き額ではなく「値引きされること」が目的になることも多い。

そう、彼らは値引き交渉をあいさつと同じように当たり前のコミュニケーションと捉えている。ビジネスにおいて、この値引交渉と言うのは最もカンタンにバリューを発揮できるチャンスだ。その行為をあいさつ代わりにできる彼らと対等に戦うには相当な訓練が必要になる。


4.方言を多用する

彼らは自分の方言をなかなか標準語に直そうとはしない。
自分の言葉に自信をもち、他の地方出身者が方言を隠して江戸っ子のように振る舞う様子をみて「なんでなん?」とまたまた純粋無垢なひとみで見つめてくる。

単なる方言と言ってしまえばそうだが、自分の出所に自信を持つことは自分の人生に自信を持つことにつながる。さらに、方言を隠さない彼らの話し方は同じ地方出身者をみつけだす誘い水にもなる。取引先が同じ地方出身者だった場合に一気に距離が近づく感覚を覚えた方も多いだろう。

彼らにとって方言は自分のアイデンティティであり、同じ地方出身者を見つけ出す磁石でもあるのだ。


5.実家に帰ると「魂を売った」といじられる

一見ビジネスに何の関係もないこの事実だが、そんなことはない。
共に東京で働く同僚目線では「魂を売った」と言われる彼らを見ていて、魂を売っている感覚は微塵も感じない。方言を直すこともなく、むしろ自身の故郷に自信を持って暮らしているように感じる。

しかし、実際彼らと大阪へ行き、彼らの友人と話してみるとだいぶ東京の人間と話しやすいように合わせているんだな。ということはヒシヒシとかんじる。彼らは関西人でありながら関東人との共生のために進化した人たちなのだ。

そんなハイパフォーマーな彼らも「魂を売った」と地元でいじられる事で、自分の原点を振り返り、自分の言動を見つめなおす良いきっかけを定期的に手に入れている。

現状の自分におごることなく更なる高みを目指すきっかけとなっているのだ。恐るべし関西人ハイパフォーマー。ここに書いたのは彼らの生態のほんの一部だ。また、同じ関西出身であっても性格が異なる人もいる。

私はこれからも彼らの生態を研究し、組織開発やチーム作りに彼らの生態をどう生かしていくか研究していきたいと思う。



2014/05/27

私がすき家の採用責任者だったら実行する3つのこと

すき家(ゼンショーホールディングス)が大変だ。アルバイト不足一時閉鎖する店舗が出ているだけでなく、組合を結成しストライキを実施するなんて話もでている。


ことの発端はめんどうなメニュー「牛すき鍋丼」にあるという。


すき家は元々人件費削減のためにセキュリティー費用を削っている。などといわれながら一人の従業員で店を切り盛りするワンオペレーションを続けてきた。深夜に何度か強盗に襲われてメディアでもそのたびに取り上げられていたが改善はみられなかった。


すき家には1度しか行ったことがないが他の牛丼チェーンと比べて圧倒的なメニューの多さが売りだった。当初は牛丼のバリエーションの多さが目立ったが、他の牛丼チェーンが牛丼以外のメニューを拡充するのに合わせて牛丼以外のメニューも充実させていった。

メニューが充実するということはその分だけ従業員の仕事が増えるということだ。今回はギリギリの状態に耐え忍んできた従業員がついに限界を迎えた為に起きた事件なのだ。


私がすき家の採用責任者だったらどうするかを考えてみた。採用責任者としてこの手の問題の起きた(起きている)企業での仕事ほどやりがいのあるものは無い。



私が採用責任者だったら実行することの一つ目は「反省」だ。

このような事態が生じたことは、他のだれでもない人事責任者の責任は重い。
オペレーション企画や店舗出店企画等の経営企画、オペレーションを考えずに?新商品を企画した商品企画部門にも責任があるのは当たり前だ。

もしかしたら採用部門には何の裁量も無く、とにかく出店似あわせて人を採用する事がミッションだったのかもしれない。もしそうだとしても、仕事を求める若者を消耗品の様に扱ってきた採用部門の責任は重い。


顧客が大切なのは当たり前だが、それと同じように従業員の満足度が大切ということはドラッカーも言っている。これを良い機会とし、一度従業員満足について考えてみてはどうだろうか?



二つ目は「問題点の把握」だ。

ワンオペレーションが、、、、
牛すき鍋丼が、、、、
アルバイトだけで店舗を回すのが、、、、

などたくさんの問題点をしてきされているものの、問題の本質がどこにあるのか外から見ている立場ではあまり見えてこない。人を2,3名増やすことで解決するのか、オペレーションを見直す必要があるのか、契約形態(金銭)の問題なのか問題解決のために問題点の把握を徹底して行う。

ただ、問題点を把握するのに1ヶ月も時間をかけては行けない。すでに働いている方もいるし、新たなお客様もこの瞬間に来店している。2週程度で把握と改善策をまとめたい。



三つ目は「説明」だ。

これだけ大きな話題になり、誰もがしる所となったすき家の「人問題」。もはや逃げることはできないだろう。説明責任を果たさずに逃げようとすればますます世の中の指示は得られなくなる。ここまできたら改善策を実行し、少しでも改善が見られるたびに「説明」を繰り返す。そうすることでお客様と働く従業員、今後採用応募する方の理解を獲得していくしかない。



「なんだ当たり前のことじゃん」と言われそうだが、人が関わるビジネスで、人を起点とした問題が発生した時は当たり前のことを当たり前に実行する他に劇的な解決策は見つけにくい。また、人が絡むだけにそれぞれの思惑もあり、改善策の実行が困難だったりする。

すき家の採用担当のみなさん。お疲れ様です。体に気を付けて頑張ってください。改善できたらすてきな事例になると信じて。




2014/05/26

さよならグノシー。君はいい夢みせてくれた

グノシー(Gunosy)をご存知だろうか?iPhoneやAndroidなどのスマートフォン向けにアプリでニュースを提供している。このグノシーがサービスインした当初、ついにでた夢のニュースアプリ!と世間(私の周り)わ騒ぎ興奮した。


グノシーとTwitterやFacebookの自分のアカウントを接続しておくと、その人の好みに合わせたニュースが配信される!と言うのが当時のふれこみだったからだ。

私もいの一番にダウンロードした。TwitterとFacebookのアカウントを認証し、毎日「ああ、これが俺が潜在的にほしがっているニュースなのかぁ」とわかるようなわからないような感じで使用してきた。


しかし、そのグノシーは少しずつ変化し、当初からのユーザーからは改悪と言われるアップデートを続け、やがてその見た目はSmartNewsと変わらないものになってしまった。


最近では10億円ともいわれる広告費を投入し、テレビCMを垂れ流すマスマーケティングを行い、利用ユーザー数は200万名を越え、事業価値は80億円ともいわれている。


そんなグノシーの収益源はスポンサーからの広告収入だ。普通のニュースの間にスポンサー広告が表示されている。




収益源が広告である以上、数多くのユーザーを獲得するべきなのは当然だ。スポンサーが広告を載せたいと思うメディアは、ユーザー数が格段に多いか、ニッチなターゲットをピンポイントで狙えるかのどちらかに該当する。


狙いはわからなくもないが私は、グノシーのこれまでの「改悪」を残念だと思う。

2014/05/25

新入社員の3割が「辞めたい」は朗報

先日マクロミルの調査でこんな記事が出ていた。

新入社員の3人に1人が「会社を辞めたい」
http://bizmakoto.jp/makoto/spv/1405/23/news055.html


調査は100名ずつ、計200名の男女に行ったもので「あなたは入社してから会社を辞めたいと思ったことはありますか」と言う質問に対して、男性29.0%、女性35.0%が「ある」と答えたものだ。


この記事を書いた方の思いはわからないが、おじさんたちの「最近の若者は根性が足りない」とか「ゆとりはこれだから」何て声が聞こえて来そうだ。


でもこの調査結果、自分にはむしろ少ないくらいに感じてしまう。


入社1ヶ月で一度も辞めたいと思わない新人が7割も居るなんて今年の新人はかなり根性があると思う。


調査方法は気軽に回答できる匿名のネット調査で、質問が「あなたは入社してから会社を辞めたいと思ったことはありますか」なんて、質問をされたら少なくとも5割〜7割くらい「ある」と答えても不思議ではない。


新入の1ヶ月なんて、初めての満員電車、初めての同僚、初めての上司、初めての研修、初めての飲み会などなど、その生活ははじめてづくしで、それだけでストレスは大きい。


さらに、そんな新人生活の多くが周りとの協調や同調を強いる傾向が強く、人によっては話し方や考え方、生き方を見直すほどとてつもない変化の渦に投げ込まれている状態だ。


そんな渦の中、匿名調査で上のような質問をされて「ある」と答えた人が3割程度というのはかなり少ない結果ではないだろうか?



2014/05/24

会議で自分のバリューを発揮するたった一つの方法

どこの会社にも会議がある。
会議には毎週、毎月などの定例の報告会の様なものもあれば、新商品の企画会議のような、ある特定の目的を元に開催されるものがある。


私はこの会議こそ自分のバリューを発揮し、チャンスを掴むための機会の一つだと思っている。


私の事例だが、火曜日に初出社し、木曜に入社後初の会議が行われた。会議の議題は従業員のキャリアプラン作成と研修制度についてだったと思う。社長や執行役員が出席するその会議の空気は少し重く、新参者の自分は黙って状況把握に努めようと思っていた。


ところが会議中、いてもたってもいられなくなり「自分の前職の職場では同じような課題を・・・・のように考え精度を作成し解決しました」と気がついたら口から出てしまっていた。


会議に出席しているメンバーの顔と名前も一致しない中、これまでの検討状況も把握していない自分が発現するべきではないと思っていたのだが、黙っていられない性格がわざわいした。


しかし、この時の発言が思わぬ方向につながった。会議中に新たなミッションを割り当てられることになり、翌週にはマネージャーに昇進することができたのだ。




転職だ!その時役立つコラムまとめ

転職活動を初めよう!そう思っても何から手をつけて良いのかわからないし、周りにバレない様にこっそり活動する人も多く、なかなか人には相談できない。そんな時に役立つ転職ノウハウ集をまとめてみた。


■転職のコツ

「前職で頑張りました」はダメ 転職で成功するコツ 
「自分は何ができるか(can)」「どんな仕事をしたいか(wants)」「企業にどんなニーズがあるか(needs)」の3つにフォーカスするべき理由をわかりやすく図解で紹介


成功する人はみんな知っている!?転職を有利に進める裏ワザ
転職に有利な季節は?履歴書、職務経歴書の書き方など


キャリアチェンジ転職成功の秘訣は
転職活動で重視すべきは「譲れない条件」か?「あった方がいい条件」か?


転職成功の秘訣は「4Pの掘り下げ」
マーケティングのフレームを駆使し、自分の適性に合った転職を実現



■転職活動指南

はじめての転職パーフェクトガイド
リクナビNEXTのわかりやすく読み応えあるコンテンツ

転職活動、まずこれだけは読んでおこう
こっちはDODA。転職活動の準備から内定後の手続きまで紹介しています。


2014/05/23

全ての求職者に贈る★面接官を値踏みする3つのチャンスとは?

「採用面接は一方ではなく、双方がお互いを選ぶ場所だ!」


そんな事をいわれても、採用する側(面接官)とされる側(就活、転職者)では採用される側の方が質問を受けることが多く、弱者になることが多い。


転職者は事前にホームページをみて、時には想定問答を用意する。
それが今までは当たり前の就職、転職活動で、これからもそれは変わらないかもしれないだろう。


しかし、就職や転職でリスクを抱えているのはお互い様だし、本来はお互いを知るよい機会だととらえた方が気持ちもよいはずだ。


それがわかっていても、圧迫面接もあるし、転職者が不利と考える気持ちは分かる。

そんなあなたにお勧めしたいのが、「面接官を値踏みする」ということだ。


値踏みと言っても、お客様のつもりでどんな奴か探れ!と言いたいわけではない。


転職者が面接官を値踏みするチャンスは面接中、三つある。



一つは第一印象。
どの面接対策本を読んでも書いているとおり、面接の合否を大きく左右するといわれるのが第一印象だ。

面接官が第一印象でこちらを判断してくる以上こちらも面接官を第一印象で判断しても文句は言われない。スーツのシワ、靴の汚れ、時計、ヒゲ、頭髪、ネクタイ、全ての情報を盛り込んで第一印象で値踏みしよう!


会社の顔である面接官の第一印象は、その会社を知るよい材料になること間違いなし!?



2014/05/22

公務員からの転職を決意!その時支えてくれた一冊

国家公務員として4年間働いた自分は、働き始めて2週間で転職を決めた。

「このまま国家公務員を続けていたら仕事が楽しくなくなってしまう」回りの先輩たちを見てみいてそう感じたのがきっかけだった。


ただ、公務員という安定した仕事についてしまったため、
「この先もつまらなそうだから辞めたい」なんて簡単には言い出せなかった。


資格試験の勉強をしたりしながら時期が来るのを待つことにした。


4年目のある日、このまま公務員を続けていったら楽だな。と、ふと考えた自分がいた。

そんな自分に気づき、ある種の病に侵され始めたと感じた。

その日に転職を決意した。


ただ転職と言っても何をしたいのかイマイチ分からない(漠然と自分の力でお金を稼いでみたいと思っていた程度だった)し、何を基準にして選ぶのかもわからなかった。


そんな時に後輩から勧められて読んだこの本


「キャリアショック どうすればアナタは自分でキャリアを切り開けるか?」

迷っていた自分は回りに転職の相談ができる相手もいなかったので、一度この本に書いてあるアドバイスの通り「迷ったらキャリアを180度振る」を実現してみた。


公務員からベンチャーへ。
行政職から営業職へ。


180度のキャリアチェンジは当然苦労もあったっけど、今でははっきりあの時の選択が正しかったと言える。人生を変えるきっかけとなったこの本は今でも本棚で見守ってくれている。



2014/05/21

転職する!決める前に振り返りたい、3つの転職理由とは


転職しようかな?と考えているあなたへ、転職活動前に振り返るべきチェックポイントをご紹介!


■転職検討理由の3Kとは?

仕事の3Kと言えばキツイ、汚い、かっこ悪いなどの頭文字を取った転職者や新卒の就職希望者に嫌われる、人気のない職種だ。

介護やガテン系はもちろんだが、営業職全般までもこのカテゴリーに分類されることもある。


しかし、転職検討理由の3Kの中身は少し違う。


転職検討理由の3Kは、
1.キツイ
2.嫌いな上司がいる
3.帰りたい

上記3つの頭文字を取ったものだ。

チェックポイント1は転職検討理由が上記
3つのどれかに該当しているかいないかをチェックする。



■あなたの転職検討理由は大丈夫?


キツイの意味はそのまま。勤務時間や業務内容がきつい状況を表している。
仕事が忙しく、人によっては体をこわしてしま場合もある。

仕事で体をこわし、仕事もプライベートも犠牲にするようではよい働き方とはいえない。当然何かを見直す必要がある。転職を視野に入れるのは当然の選択といえる。


しかし、「きつい」を転職理由とする場合、何がきついのか、その原因はなぜ生じているのか立ち止まって考える必要がある。

例えば仕事がきついと感じる理由が、業種や職種に依存する場合、転職活動時には前職と異なる業種、職種を視野に入れる必要が出てくる。


人は追い込まれると冷静な判断を失い、目的(この場合きつくない職場を探す)と行動が一致しなくなることが多い。その結果転職先でも同じように(場合によってはより鮮明に)きつく感じる人も多い。

転職検討理由が「きつい」に該当する場合は立ち止まって考える勇気が必要だ。




2番目のK(嫌いな上司がいる)はより重傷だ。1番目のKと同じように立ち止まって考えるのはもちろんだが、この場合その嫌いな上司を嫌いな理由を明確にする必要がある。


さらに、その嫌いな上司レベルの人間がこれまでの自分の人生に照らし合わせ、何名いたかも考え手奥必要がある。


これは経験測だが、人生を振り返り同レベルの人間が二人以上いた場合、転職先でも同レベルの嫌いな上司や同僚に出会う確率はかなり高い。


なぜなら、その嫌いな上司は、あなたが苦手とする人の可能性が高いからだ。


嫌いな相手の何が嫌いなのかを考えるのはあまり生産的な活動ではないが、この場合も一度立ち止まって考える必要がある。





3番目のK(帰りたい)は少し毛色が異なる。


地方から進学や就職、転職で上京してきた若者が一度はかかる病気みたいなものだ。


年末年始などの長期休暇で実家に帰った際に家族や友人から「帰ってこい」と言われたり、言われなくても地元の友達同士が仲良くしている姿を見てなんとなく寂しくなってしまう。

FacebookやLINEで友人達の近況をみる度に思いが強まる人も多いだろう。

この転職理由も一概に悪いものではない。実家に戻ることで経済的な余裕が生まれたり、仕事とプライベートの両立を実現することもできるかもしれない。


一方で、一度実家へ帰ってしまと今いる環境を作ることはほぼできなくなる事を想定しておくべきだと思う。


転職するか踏みとどまるか、どちらにしても最良の選択をおこなうため、特に転職理由が今回紹介した3Kに該当している人は、一歩踏み出す前に考えてみて欲しい。

2014/05/20

100%達成で評価3。リクルートの評価方法とは?

誰もが納得する人事評価なんてあるのだろうか?


弊社では長らく人事評価制度というものが機能していなかった。
スキルマトリックスが用意され、営業やサービスなどの各項目の点数と比重を掛けて評価する制度だ。


と書くと一見聞こえはよいが、このスキルマトリックスの運用にはやや難がある。


客観的定量評価と定性評価の合算なのだが、各項目内容や項目の達成難易度について評価する側とされる側の認識にずれがあり、評価される側の納得が得られていないからだ。


これはなかなか難題だ。


評価する側は当然プロとして最低限越えてほしいレベルや、顧客サービスを維持する上で最低限担保したい指標、会社の戦略上越えて起きたいレベルを基準として評価制度を導入したつもりだが、現場の評価される側は「時間がなくてとても手が回らない。時間があればやっている」と主張する。


こうなってしまうと、優秀な社員を適切に評価し、さらなる成果向上を狙った折角の人事評価制度も評価する側とされる側を隔てる壁にしかならない。


だからといって誰もが達成できる簡単な指標で運用していては会社の成長が見込まれない。


ではどうしたらよいのか?



2014/05/19

サッカーワールドカップ日本代表から学ぶ。経営におけるMBAの有効度

先日発表されたサッカー日本代表のワールドカップ出場メンバー。
サプライズあり、涙ありの内容にサッカーファンのみならず多くの人が注目した。


その際の記事の中に気になったものがあった。


日本代表メンバーのクラブユース出身者と高体連出身者の内訳の記事である。


W杯メンバーから読み解く近未来の日本代表は?
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140513-00010003-sdigestw-socc


今回の代表で高体連出身者は13名(大学経由者も含む)。酒井や香川などの半数以上がユース組ということらしい。若いうちから第一線で鍛えられた若手が成長し日本代表になって活躍する姿は実に頼もしい。


ところで、このニュースで気になったことがある。


サッカー界ではユース選手の活躍が取り沙汰されているが、ビジネス界ではどうなのだろうか?
ということ。





ビジネス界のユースといえばMBA(経営学修士)がそれに当たると思われる。

MBAホルダーの経営者といえば

三木谷浩史 氏 楽天株式会社
堀義人 氏    グロービス経営大学院
森川亮 氏      NHN Japan(LINE)
新浪剛史 氏    株式会社ローソン

など数多くの方があげられる。
他にも南場智子 氏(株式会社ディー・エヌ・エー)など、活躍中のビジネスマンには経営者以外でも、MBA取得者が多い。


サッカーのクラブユースと同じように、ビジネスの世界でも若いうちから経営の基本やノウハウを学んだ人間がその世界のトップで活躍するのは当たり前かもしれない。


一方で、サッカーの長友佑都選手は学生時代補欠の選手で太鼓担当を務めていたというのは有名な話。そんな彼も今では世界クラスの選手に成長した。


どこで何を学んだかは確かに大事だけど、それ以上に自分の可能性を信じ戦い続ける意志が大事なのだと思う。

2014/05/18

履歴書、通りやすいのは手書きか?パソコンか?

よくあるこの質問。

2ちゃんねる等でも定期的に話題に上がる。


面接官「え、履歴書これパソコンでやったの?」俺「はい」
http://vippers.jp/archives/7683501.html


職場で面接官やってんだけど履歴書くらいちゃんと書け!
http://nnt-sokuhou.com/archives/35734806.html


履歴書を書くのが大嫌いな奴wwwwwwwwwwwwwwwwwww
http://blog.livedoor.jp/schoolunderground/archives/34394916.html


実際の所どうなのかと言うと、どちらでも良いと思う。

字で何かアピールできる人なのであれば手書きで書けばよいし、
そうじゃない人ならパソコンで入力したもので良い。


2014/05/14

若手人事担当は二度死ぬ


今日も採用する側(人事担当)がどんな思いで働いているのか一例をご紹介します。



人事担当者は会社の戦略に沿って採用計画を立てた後、媒体などとの打ち合わせをし、計画達成のためのロードマップを作成します。


一度に何社も求人広告を使う場合は一時間程度のインタビューをその都度受けて今回の求人の目的や欲しい人物像を伝え、その方々に届くメッセージを真剣に考えます。


その後応募がきたらそこからはただただ面接の日々。弊社ではこれまで1対1の面接のみを行って来ましたが、1対1で一回一時間、1日10名面接すると、もう21時を過ぎてしまう。


初対面の人とお会いして話すのは慣れていてもこちらにとってもストレスであることは確かで、面接というのは本当に疲れるものです。


特にこれまでの自分のキャリアをネガティブに語る人や、緊張しすぎて何を言っているのか解らない人、面接の準備をし過ぎて用意した答え以外はなにもいえない人なんかがくるとどっと疲れが増すものです。




そんな思いをして3050名に1人の採用を行うことが出来るのです。


もちろん面接では、自分がこれまで経験したことのない事を経験してきた人や、新たな気づきを与えてくれるような考え方をお持ちの方も来られるので非常に勉強になります。


ただ、通称「お悔やみメール」を送る際や、そのお悔やみメールに心無い返信(殆どがお礼ですが希にある)をもらったりすると免疫のない人事担当は一度死ぬことになります。


2014/05/13

人事責任者がこっそり教える。いま転職で他人に差をつける方法とは?

仕事柄、中途採用の面接をする事が多い。

ここ1,2年で面接市場は変化してきているので今日はその話を。


転職市場の状態を表す指標の一つにみなさんご存じの有効求人倍率がある。


その推移を見てみると

2010 0.52
2011 0.65
2012 0.80
2013 0.93

と、明らかに改善している。

今年は1.04程度と予想されていて、2010年と比較して2倍の改善が見込まれているのだ。


こうなってくると求人媒体も強気で値上げしたり、紹介時の成功フィー(通常年収の25%だが、去年から35%を要求してくる会社も増えた。実際に応じているかどうかは別の話だけど)を上げたりしてくる。



2.3年前までは求人広告を載せて、書類審査の上でめぼしい人だけにアプローチしていた企業側もアプローチ方法を変えざるを得ない。


2014/05/11

迷惑メールに返信してみたら、その返信できたメールが雑だったので晒してみる

穏やかな土曜日の朝、そのメールは突然届いた。

「初めまして年上の人が好みなのでメールしちゃいました 
 よかったらセフレになりませんか?」
※メール本文そのまま掲載


そう。
いわゆる迷惑メールだ。
いつもなら完全スルーするのだが、このメールはやけに気になった。
ので返信してみた。


「直球過ぎて危うく吹き出しそうになりました。
 じゃ、なりましょうか?


かくして僕は土曜の朝8時に人生初のセフレができたのだ。


2014/05/10

ナッツ高騰のニュースをみて、3つの代替え案を検討してみた

カシューナッツやアーモンド、ピスタチオ、クルミなどのナッツ類の価格が高騰している。

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20140506-00000079-fnn-bus_all


健康志向にファンドも群がり価格が高騰
ナッツ市況異変を操る投機マネーの正体


理由は、
一大産地であるアメリカ、カリフォルニアでの3年続きで発生した干ばつと、健康志向の高まりによる消費量増加だ。

そこに投機マネーも加わって更に価格は上昇中。



ナッツ類の高騰で、ケーキなどの洋菓子店やパン屋は悲鳴を上げている。消費税の増税で3%の値上げをした直後というのもあり、簡単に商品価格に手を着けづらい。かといってこのまま企業努力だけで材料費高騰分を賄うこともできない。


そんなジレンマにかられているであろう洋菓子店やパン屋の店主になったつもりで代替え案を考えてみた。


代替え案1ー 国内産ナッツを使用


 農林水産省の統計によると国内のナッツ類生産量は3トン、輸入量は約2,500トン。
 とても国内産ナッツ類で高騰分をまかない切ることはできそうにない。

 調べる前からわかりきっていたことだけど、、、。



営業の成否を分ける◯◯の質とは?

先日、会社にミステリーショッパーの営業が来社した。

話し始めた時には、夏からサービスイン予定の新サービスについて、ミステリーショッパーとして潜入調査し、改善点をレポートしてもらえないかと思っていた。

ミステリーショッパーによる潜入調査とレポートと言う、商材としては営業難易度高のサービスだけに、どんな営業が来るのか期待していたが結果は残念。

「今回はどんな調査を考えているんですか?」

こんな質問しかしてこない。
こちらの顕在化したニーズのみヒアリングし、既存レポートの編集提案をして来た。


新サービスには当然開発背景があるし、狙いがある。ましてわざわざミステリーショッパーまでお願いしてサービスレベルを評価しようとしているのだから、そこにはかなりの深い理由がある。

その事に気づいてくれるかくれないか、質問してくれるかくれないかでそのサービス提供会社のレベルは計り知れる。


一方で先日来社した求人媒体大手の営業は、まだ若い女の子だったけど実に熱心。勉強不足の面もありマーケティング用語を理解出来なかったり、頼りない面はあるが、こちらのニーズに100点以上で答えるため色々な提案をくれる。

「なぜ今採用したいのですか?」
「採用後、社員にはどんなキャリアプランが用意されていますか?」
「御社の戦略上、今回の採用者はどういう位置付けになりますか?」

質問の質が全然違う。


2014/05/08

STAP細胞で納得した「あの業界」の当たり前基準

巷で話題のSTAP細胞について、理化学研究所の結論が出されました。

STAP論文、不正が確定


理系出身で、理化学研究所の研究者とも共同研究をして来た自分としては、なんだか複雑ですが残念です。

小保方さん個人の言動について、私はあまり違和感を感じません。本当に200回実験に成功しているのかどうかは疑問ですが、博士論文がコピペだったり、研究ノートが雑だったりと言うのはあの業界では「よくある事」としか思えないからです。

早稲田の学生の論文を100名以上の単位で見直されたり、理化学研究所の調査役数名の不正が発覚したりしていますが、それも含めて当たり前のことなのです。

あの業界は専門性が異常に高く、どの研究も誰かが手をつけているのは当たり前の世界で、あの業界で全く新しい実験を行う事は日本でビジネスに成功し、GoogleやApple並みの革新的企業を生み出すのと同じくらい難しい仕事になります。

その業界の中で、完璧な研究ノートを付ける完璧な科学者が居たとして、その人からこれまでなかった新しい発見が生まれることはほとんどありません。

新発見は適度な適当さを兼ね備えた変人が生み出すものなのだと思います。

小保方さんの主張が正しいのか誤っているのか、私にはわかりませんが、再生細胞が不妊治療に新しい光をもたらしてくれる可能性には非常に興味があります。

ips細胞もSTAP細胞も今後の動向からますます目が離せなくなりましたね。