2014/05/23

全ての求職者に贈る★面接官を値踏みする3つのチャンスとは?

「採用面接は一方ではなく、双方がお互いを選ぶ場所だ!」


そんな事をいわれても、採用する側(面接官)とされる側(就活、転職者)では採用される側の方が質問を受けることが多く、弱者になることが多い。


転職者は事前にホームページをみて、時には想定問答を用意する。
それが今までは当たり前の就職、転職活動で、これからもそれは変わらないかもしれないだろう。


しかし、就職や転職でリスクを抱えているのはお互い様だし、本来はお互いを知るよい機会だととらえた方が気持ちもよいはずだ。


それがわかっていても、圧迫面接もあるし、転職者が不利と考える気持ちは分かる。

そんなあなたにお勧めしたいのが、「面接官を値踏みする」ということだ。


値踏みと言っても、お客様のつもりでどんな奴か探れ!と言いたいわけではない。


転職者が面接官を値踏みするチャンスは面接中、三つある。



一つは第一印象。
どの面接対策本を読んでも書いているとおり、面接の合否を大きく左右するといわれるのが第一印象だ。

面接官が第一印象でこちらを判断してくる以上こちらも面接官を第一印象で判断しても文句は言われない。スーツのシワ、靴の汚れ、時計、ヒゲ、頭髪、ネクタイ、全ての情報を盛り込んで第一印象で値踏みしよう!


会社の顔である面接官の第一印象は、その会社を知るよい材料になること間違いなし!?







二つ目のチャンスは面接官の質問内容だ。
面接官の多くは転職者の履歴書や職務経歴書を元に、過去の質問をしてくる。
もちろんこれまでの経歴はどの面接官も知りたい事項だし、多かれ少なかれこの質問が来ることは転職者側も想定内だろう。


ここでの値踏みポイントは面接官の質問の何割が過去(これまでの経歴)に向けられるかだ。自社で活躍し、共に成長出来る人材が欲しいと思っている面接官なら、過去だけでなく転職者の未来に興味がわくはずだ。


未来は誰にも分からないが、「今何を考え、今回の転職で何を得て将来(5年後、10年後)どうなっていたいと考えているのか」を質問することで想像はできる。

そんな候補者の未来に興味を持ち、質問してくる面接官は間違いなく目の前の転職者に興味を持っているし、面接に本気で挑んでいる人の可能性が高い。



三つ目のチャンスはこちらからの質問だ。
「最後に何か質問有りますか?」等と面接時に聞かれることは多いだろう。
この質問こそが自己アピールの最大のチャンスであり、面接官を値踏みするチャンスでもある。


「今後3年間の事業戦略について教えて下さい」
「◯◯事業部が抱えている現状の課題と、その解決方法をどのように考えている教えてください」


面接を受けている部署によって質問内容は異なるが、概ね上記のような質問をしてみてはどうだろうか?

面接官として、転職者と接する担当者がその会社のビジョンや2,3年後の事業展開を知らないなんてことはありえない。もちろんコンプライアンス上の理由等で話せないことが多いのは当たり前だが、それでも何らかの答えは返せるはずだ。


たまにいる答えられない面接官に何かを期待しても仕方がない。
二次面接でもっとマシな人が出てくることを祈るか、とっとと別の会社を探すか決めたほうが良いだろう。


一面接官として、こんなことを書いてしまうと自分の首を締める事になりかねない。
しかし、それよりも就活や転職で面接を受ける方々が、いまより生き生き面接を楽しみながら自己アピールして頂ける方が面接官も楽しい。ということを伝えたかった。


さぁ、明日からも楽しんで面接いってらっしゃい!